アノネノネ。

作品紹介ともろもろ

誰も何も考えなくなってしまったのか。

以前から、

 

何故、現状況に何も思わない人、

危機感を抱かない人がこれほどまでに多いのかと疑問に思っていた。

 

だが、最近色んな人から話を聞いたり、本を読んだりしていく中で、

「何も考えていないからだ」という思いが強くなった。

 

何も考えていないというのは、

「非連続的な私」を生きているということだ。

 

非連続な私に社会は存在しない。

自分と実際に関わる人との関係を有効に保とうとすることにしか注意は払われない。

だから個人的な問題が、

実は社会の仕組みによるものかもしれないなんて考えることはない。

 

非連続性は時間に対しても言うことができる。

時間に非連続だから、

今の社会のあり方が将来にどのようにつながるのかと考えることはない。

 

みんなが大変な時期だからみんなで乗り越えようと思うだけだ。

一日でも早く、感染者が少なくなれば良いと願うだけだ。

コメンテーターの浅い発言を盲目的に受け入れる。

もしくは、直感的に否定する。

 

そんな彼らの背後には虚無が広がっている。